私のアイナメ釣りのホームグラウンドにしている知多半島の小佐漁港の外側テトラに単独で出かける。途中、青虫を1杯(500円)購入し朝9:30頃釣り場に到着すると、3連休の中日のためか駐車場がほぼいっぱいの状態。釣り場はどうかと思いテトラ付近を見てみると堤防上からブッコミしている家族連れや前打ちスタイルで釣っている人がいた。隙間がない程混んではいなくホッとした。前回は掛かったアイナメをテトラ上を歩いてクーラまで持っていく間に海にポッチャンしてしまったので、前回の失敗を教訓に、30cmの手ダモをベルトに挿し渓流用の魚籠(ダイワのソフトクーラ)を肩に掛けて釣った魚は逃がさないぞ。という思いで臨んだ。スタートは5.4mの前打ちロッドに渓流針9号、ハリス1.5号、ガン玉3Bで沖目のテトラ周りを攻める。すぐにアタリがあり合わせると小柄なアイナメが掛かる。んーーー、型が今ひとつだな。と感じ、3匹くらい小型のアイナメが立て続けにヒット。沖目は小さい魚ばかりかなと思い、3mの竿にブラクリ2号(丸型)に替え今度は手前のテトラの穴を攻める。波の満ち引きに合わせテトラ表面を転がして奥に奥に落として行く。するとすぐに生命反応を感じすかさず合わせると20cm前後のアイナメがヒット。やっと出たという感じで一安心。テトラの隙間はギンポも多く、アイナメの数の倍返しで良く太ったギンポが掛かる。ギンポはすべてその場でリリース。その後もアイナメ20cm前後が良く掛かり13:30に納竿とする。終わってみると前回よりも良型が多く充実した釣りとなった。家に帰りアイナメ数匹を3枚におろし皮は引かずにコンロで炙り、「焼き霜造り」に挑戦してみました。
「焼き霜造り」の手順
①3枚におろしたアイナメを用意。(皮はそのままで腹骨を包丁で取り血合い骨を指で探しながら骨抜きで抜く)
②2~3%の塩を入れた氷水を用意。
③皮だけをバーナー(コンロ)で一気に焼く。
④皮が焦げて縮れ、縮れが元に戻ったらすぐに氷水に入れる。
⑤水気を拭き刺身に切る。刺身は醤油がよくしみ込む様に最初に切れ目を入れてから引く。・・・完成。
アイナメは皮と身の間にあるゼラチン質が口の中でとろけ、パリッと焼いた皮の香ばしさと2つの食感と舌触りを楽しむことができ、日本酒がすすむ一品となった。ほとんど息子に食べられてしまったが・・・。残りの魚は後日、定番の煮付けに。 以上